CEFRとは?自分がどのくらいの語学レベルなのかを知る方法

CEFR(セファール)という言葉を聞いたことはありますか?

近年、大学入試改革で英語の外部試験の導入について議論が行われ、紆余曲折あった結果、2024年から始まることになりました。

その際にCEFRという言葉がたびたび登場したため、高校生や大学入試関係者の多くはご存じだと思います。

Atsuma

僕は「センター試験」世代なので高校生の頃は知りませんでした!

しかし、受験を既に終えている社会人や大学生であっても、外国語学習者ならぜひCEFRを知っておいてほしいです。

この記事では、「CEFRを知るメリット」と「自分がCFERのどこにあたるか」を知る方法をお伝えします。

目次

CEFRとは、「その言語でできること」を示す語学スキルの指標

cefr_and_ability

そもそもCEFR(セファール)というのは、ヨーロッパ言語共通参照枠のことで、今や世界共通の語学スキルの指標になっています。

CEFRは略語となっており、その英語表記に当たる「Common European Framework of Reference for Languages」の頭文字から構成されています。

A1からC2までの6段階からなっていて、ある人のCEFRが分かれば、具体的にその言語を使って何ができるかを知ることができます。

例えば、海外で「私は英検準1級をもっています。」と伝えても、相手はピンとこないでしょう。

Atsuma

英検は日本人のための試験だから、そもそも知らないよね…

しかし、「私の英語力はB2です」と伝えれば、「あ〜、それくらいの英語力ね」とすぐに伝わります。

以下に、各CEFRの段階と「その言語でできること」の対応表を示します。

Table_of_CEFR

このように、何ができるかが言葉で細かく示されているので、CEFRを伝えるだけで簡単に自分の語学スキルを伝えることができます。

CEFRを知り、活用することの2つのメリット

自分のCEFRを知り、うまく活用することで複数のメリットが得られます。

ここでは外国語学習者にとって参考になる代表的な2つのメリットを紹介します。

初対面の人に、会話のレベルを合わせてもらえる

前述したように、CEFRを伝えることで自分の語学レベルを相手に知らせることができます。

そのため、「自分はまだA2の語学力です」と言えば、簡単な言葉でゆっくり話してもらいやすくなります。

Atsuma

少なくとも早口でぺらぺら喋られることはないはず…!

世界の中でも特に、ヨーロッパではCEFRが浸透している印象があります。

僕のポーランド人の友達やスロバキア人の友達は、学校の成績表(通知表)にはCEFRが記されていたと言っていました。

これだけ浸透しているので、僕がヨーロッパの人と言語交換をするときは先に自分のCEFRを伝えるようにしています。

仕事や留学の機会が得られる

海外で仕事を探すとき、自分のCEFRを知ると仕事を得るチャンスが広がります。

例えば、雇用者の立場になったつもりで考えてみてください。

目の前に「どれくらい言葉を話せるかまったく分からない人」と「どんな話はできて、何ができないのかが分かる人」の2人がいたら、後者の人を採用しませんか?

実際、欧州では求人票に「〇〇語の能力がC1以上の者」と記載されているケースも珍しくありません。

留学においても同様で、受け入れ先の大学が「〇〇語の能力がB2以上の者」という風にCEFRのレベルの条件をつけている場合があります。

Atsuma

CEFRを示すことがある意味必須なこともあるんだね!

【言語別】自分のCEFRが分かる検定試験一覧

CEFRは語学の試験によって測ることができます。

そして、試験を受けて得られた証明書が、そのまま自分のCEFRを示す証明書にもなります。

言語別にそれぞれ、代表的な検定試験の結果とCEFRの対応を記します。

あくまで大まかにCEFRを知るための対応表です。大学受験に使用する場合は各スコアが微妙に異なります。就職等に使用する場合も「何の検定試験の証明書なら使えるか」を自身で必ずご確認ください。

英語の場合

まずは話者・学習者ともにNo.1で、需要も高い英語から紹介します。

CEFRTOEIC L&R英検 (級とスコア)IELTSGTEC
C2なしなし8.5~9.0なし
C1945~9901級 (2600~3299)7.0~8.01300~1450
B2785~9401級 (2300~2599)
準1級 (2000~2599)
5.5~6.51190~1349
B1540~780準1級 (1950~2299)
2級 (1950~2299)
4.0~5.0960~1189
A2225~5352級 (1700~1949)
準2級 (1700~1949)
なし690~959
A1120~220準2級 (1400~1699)
3級 (1400~1699)
なし270~689

試験そのものの難易度によって測れないCEFRも存在します。

例えば留学で必要になることの多いIELTSでは、基礎的なレベルであるA1~A2を測ることができません。

大学や会社で必要になることの多いTOEIC L&Rでは、600点や730点が区切りのいいスコアとしてよく見ることが多いですが、CEFRでは両方ともB1となっています。

フランス語・ドイツ語・スペイン語・ロシア語

次にヨーロッパの言語の中で、日本国内での学習者が多いものについて、代表的な試験とCEFRの対応表をまとめました。

CEFRフランス語ドイツ語スペイン語ロシア語
C2仏検 1級
DALF C2
TCF 600~699
独検 1級
ゲーテ C2
西検 1級
DELE C2
露検 なし
ТРКИ 第4レベル
C1仏検 1級
DALF C1
TCF 500~599
独検 1級
ゲーテ C1
西検 1級~2級
DELE C1
露検 1級
ТРКИ 第3レベル
B2仏検 準1級
DELF B2
TCF 400~499
独検 準1級
ゲーテ B2
西検 2級
DELE B2
露検 2級
ТРКИ 第2レベル
B1仏検 2級
DELF B1
TCF 400~499
独検 2級
ゲーテ B1
西検 3級
DELE B1
露検 2級
ТРКИ 第1レベル
A2仏検 準2級
DELF A2
TCF 200~299
独検 3級&4級
ゲーテ Start Deutsh2
西検 4級
DELE A2
露検 3級
ТРКИ 基礎レベル
A1仏検 3級
DELF A1
TCF 100~199
独検 4級&5級
ゲーテ Start Deutsh1
西検 5級
DELE A1
露検 4級
ТРКИ 入門レベル

目的にもよりますが、海外在住の人が現地で就職活動をするときには世界的に認められている試験のほうが効果的という意見もあります。

例えばドイツ語なら、日本の人しか知らない独検より現地法人が運営しているゲーテのほうがいい、という感じです。

日本語・中国語・韓国語

最後にアジアの言語です。日本語についてもまとめたので、日本語を勉強している海外の人と話すときに参考にしてください。

CEFR日本語中国語韓国語
C2なしHSK 6級
中検 1級
KLAT 6級
C1JLPT N1HSK 5級
中検 準1級
KLAT 5級
B2JLPT N2HSK 4級
中検 2級
KLAT 4級
B1JLPT N3HSK 3級
中検 2級
KLAT 3級
A2JLPT N4HSK 2級
中検 3級
KLAT 2級
A1JLPT N5HSK 1級
中検 4級
KLAT 1級

まとめ

CEFRを知ること、そして活用することでいくつかのメリットが得られます。

みなさんも自分の学んでいる外国語のCEFRを知るところから始めてみてはいかがでしょうか?

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