【化学系の院試】有機の参考書・問題集はこの3つで十分!勉強法や対策も

化学系の学部生にとって、院試は学部最終年度の一大イベントだと思います。

僕は旧帝大の院試を2箇所受けて両方とも合格し、その結果4年生のときに属していた研究室に進みました。(もう片方の受験科目は有機だけでした。)

当時は不安から、2ヶ月間毎日みっちり10時間以上勉強し、他大の過去問もよく問いていました。

この記事では、有機化学の大学院入試を徹底的に調べ、勉強した僕が、院試対策におすすめの問題集・参考書を3つ選んで紹介したいと思います。

この記事を書いてるのはこんな人

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  • 化学系修士卒の会社員一年目
  • 大学院を2箇所(どちらも旧帝大の化学系)受けて両方とも合格
  • そのうち片方の受験科目は有機化学のみ
目次

おすすめの参考書と問題集

それでは僕が実際に使ってみてよかったものをご紹介します。

大学で使っている教科書

まず、院試対策において欠かせないものは教科書です。

教科書には基本的な問題が載っていることが多く、参考書と問題集の両方の役割をもっています。

そして、様々な大学院の過去問を見る限り、教授陣も教科書を参考に作問していると思います。

院試は「基礎科目」と「専門科目」などという名称で2つの科目に分かれていることが多いですが、教科書を完璧にするだけで基礎科目は大方対策できます。

注意点としては、受ける大学の学部の授業で使われている教科書で対策するほうが効果的、ということです。

もし、自分が属する学科に直結した研究科を受験する場合は、新しく教科書を買い足す必要はありません。

しかし、違う大学の院試を受ける場合は、そこでどの教科書が使われているのかを調べて、購入する必要があります。

ちなみに僕が使っていたのは「ボルハルト・ショアー 現代有機化学」です。

この教科書には、問題の解説本があるため非常に勉強しやすかったです。

こちらの黄色い表紙のものが解説本です。

一応、これに対応した教科書(上・下)も載せておきます。

使い方

参考までに、僕の使い方も紹介します。

教科書は分厚く、1ページずつ読み直すのは時間がもったいなかったため、基本的には問題を解きながら対策を進めました

その中でわからない所が出てきたら、対応したところに戻って読み直す、という風にしていました。

教科書は院試の最低限のレベルなので、全問完璧にすることを目指しましょう。

Atsuma

教科書レベルの人名反応や立体化学は完璧を目指そう!

演習で学ぶ有機反応機構 大学院入試から最先端まで

院試対策の定番中の定番の本です。

もともと東大におられた福山透先生の研究室で、学生が論文から毎週新しい反応を出題し、全員で反応機構を検討するというゼミの内容をまとめたものなので、通称福山本と呼ばれています。

院試には最新の論文からも反応機構が出題されますが、この本で訓練すればちゃんと解けるようになります。

使い方

難易度別にA問題、B問題、C問題の3つに分かれています。

A問題とB問題は、完璧に反応機構を描けるようになるまで何周も解きました。

C問題も75%くらいの理解度になるまで問いてから院試に臨みました。

この本の後半は各問題の丁寧な解説パートとなっています。

もしつまづいて、解説を読んでもピンとこない場合は、その部分だけ教科書に戻って確認してみましょう。

Atsuma

教科書と福山本の2つは院試対策をする上で必須です!

有機反応機構の書き方 基礎から有機金属反応まで

こちらは問題集というより参考書ですが、福山本(演習で学ぶ有機反応機構)ととても相性がいいです。

反応機構は人によって、また本によっても微妙に書き方が異なります。

近所のいぬ

なんか”流派”みたいなのがあるんだよね

使い方

この本は福山本の書き方や考え方に近いため、問題を解きながら確認するための参考書として使えます。

特に院試では頻出の、遷移金属触媒を用いた反応機構は教科書でのフォローが薄いため、こちらをよく読んでいました。

これを読んで考え方を押さえれば、複雑な触媒サイクルの問題にも対応できるようになります。

まとめ

以上、有機化学の院試対策におすすめの本を紹介しました!

本マニアみたいになっていろいろな本に手を出すよりも、冊数を絞って何周もやるほうが効果的だと個人的には思います。

無機化学や物理化学の対策もしなきゃいけない場合は特に、良質な問題集・参考書だけを選んで徹底的に有機の対策をしていきましょう!

演習で学ぶ有機反応機構は本当におすすめです。何周も解いて院試に臨みましょう!

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